簡単迷彩『スプリッター迷彩』のススメ(HGUCグフフライト編)
どうもブログではご無沙汰しております。
えんぷです。
色々と作ってはいましたが、なんともブログにまとめるしんどさは拭えなく。
展示会には、以前の神展のほかにも八展に参加するなどしておりました。
さて、今回はガンプラにおける迷彩のお話です。
迷彩はパッと見「塗装がすごい」「めんどくさそう」「グラデがすごい(場合による)」といったイメージがあるかもしれませんが、
今回紹介するスプリッター迷彩に関しては、比較的その手間が抑えられつつ、簡単に迷彩塗装ができます。
そもそもスプリッター迷彩とは
幾何学模様を並べたような、戦闘機によく見るようなパターンのことです。
▼要はこんなやつ
戦闘機の場合にはフェリス迷彩とも呼ばれるみたいですね(むしろそっちの方がメジャー?)。
そしてその役割は「機体の輪郭をわかりにくくさせる」というものになります。
展示会場で目立たせたいけど、迷彩を施して見えなくなったら困るというガンプラモデラーの需要にもぴったり!()
スプリッターはもちろんガンプラに限定した技術ではないのですが、
などの理由から、今回はスプリッター迷彩を紹介していきます!
作業開始
今回は題材としてHGUCグフフライトタイプを使用することにしました。
昨年プレミアムバンダイで発売されたキットですね。
大気圏内を飛ぶという設定は今回の迷彩にもぴったり、ということでこちらをチョイス。
色分け、可動、組みやすさ等、とても良いキットですが、
その紹介は他ブログにおまかせして...
ある程度の基本処理を終えたグフフライトがこちらになります(料理番組よろしく)
色の選定
今回使用する色はこちら(ほぼ瓶そのまま)
- ロシアンエアクラフトブルー(2)
→胴体などのメインカラーに使用。本当はシャドウの色らしい… - ジャーマングレー
→キットにおける「黒」の箇所(スリッパや膝など)に使用 - エンジングレーFS16081
→ガトリングのベルト部分に使用 - グラファイトブラック
→関節等、フレームっぽいところに使用 - レーシングブルー
→キットにおける「赤」の箇所(スネのスラスター?等)に使用
- メカサフヘヴィ
→サフ兼一層目、希釈済のためハイキューパーツのDPボトルの写真に… - ブルーグレーFS35189
→二層目、米海軍機の色らしい(無知) - ロシアンエアクラフトブルー(1)
→三層目、二層目のカラーと東西冷戦が勃発(適当)
迷彩色の色のトーンはなんとなく合わせておくと違和感なく合わせられます。
というか、それをしないと破綻しかねないです。
また、濃いめのグレー&薄めのグレー&何かの色、
あるいは、グレー&濃いめの色&薄めの色、という組み合わせは成功率が高い気がします。
- EXホワイト
→スラスターの塗装のために使用 - GXホワイトシルバー
→同上 - アルマイトブラック(クレオス、リトルアーモリーカラー)
→写真撮り忘れ色。ガトリングシールド周りに使用 - スターブライトアイアン(ガイア)
→写真撮り忘れ。スラスターやガトリング砲身などに使用 - 色の源シアン(クレオス)
→撮り忘れ。スラスター以下略 - アメジストパープル(クレオス、Mr.クリスタルカラー)
→撮忘。モノアイに使用
書き出すといっぱい使ったなってなりますね(KONAMI)
塗装工程
肝心なやつです。
まずはパーツの串刺し作業。
一層目の塗装
そして、何も考えずに迷彩以外の色と、一層目の色を塗っていきます。
一応、この時点で他の色と合わないと非常に良くないので、軽く組んでみます。
ロシアンエアクラフトブルー(2)の小豆色っぷりに違和感を覚えますが、おそらく大丈夫だと信じて、二層目の迷彩に向けて作業します。
マステのカット・貼り付け
スプリッター迷彩はあの幾何学模様を、マスキングテープを貼って表現していきます。
ですので、まずは切り出すために適当にカッターマットにマステを貼っていきます。
使用しているマステは上の太いほうが8mm、細いほうが6mmです。さらに細かい箇所は6mmのテープを半分に切って3mmのものを作って使用しています。
そして、これらの貼ったマステを乱雑にカットします。
長さとか太さはパーツに貼るうちに大体サイズ感がわかってきますので、体感でやっていきましょう。
こんな感じで。写真だとカットした線が全く映らないのでわざわざめくって写真をとる偉さ。ブロガー気質。
そして、”あること”を意識しながらパーツに貼っていきます。
そのあることとは、マスキングテープによる境界線で、パーツの面を「割る」ということです。
本来のスプリッター迷彩においては意識しなくてもいいことかもしれませんが、名称に「SPLIT(=割る)」という言葉が使われているので、なんとなく意識するとそれっぽさ出る気がするんですよね。
というか、迷彩の模様の違和感が出にくくなる。
具体性のない理由でアレなんですが。
逆に、割ることを意識しないでマステを貼った場合には
こんな感じになります。
こうなると、塗装を終えて見てみた時に、この箇所が非常に浮いて見えることになります。
ですので、マステを貼る際には、重ね貼りや長くきったテープを駆使して迷彩模様を作っていきます。
二層目の塗装
貼ったら二層目をそれらのパーツに吹いていきます。
また、迷彩箇所は塗面を極力薄くしたい都合上、エアブラシでの塗装が望ましいです。
二層目の塗装を終え、三層目のときも貼りっぱなしという選択肢もありましたが、
今回は一旦剥がす形で進めていきます。
二層目を終えた時点で剥がすかどうかは、自分がやりたいカラーのバランスを考えながら決めていってください。
この時点では予期していたカラーのバランスにはなっていないので、ライトブルーの印象が強い感じになっています。
なんとなく、この青がくすんだチェレステカラーっぽいなとか思いつつ。
あと、二層目の乾燥を待つ間に塗っていたガトリングシールド周りのアルマイトブラックの質感に感嘆しながら。
ツヤ感が非常にいい感じの黒なので、つや消しのコーティングとかができないのがなんとも使いにくいのですが。
三層目の塗装
どの箇所をマスキングすると模様がどう出るかということを、なんとなくていいので、考えながら貼っていきます。
そして二層目と同様に吹いて、剥がして、、、
こうなりました。
ちなみに、面の細かい箇所(上腕や羽など)は
3mm幅に切ったテープを使ってこんな感じに(段々紹介が雑に)。
一応他の色とのバランスもこのタイミングで確認してみたりします(テンションが上がるから)
後は、
塗っていない他の色を塗って、
デカール貼って、
つや消し吹いて、
終わり!
完成
ここからは撮った画像をババーっと流していきます。
と、こんな感じになりました。
もうちょっと塗膜を薄くして塗れば良かったなあと思う瞬間も、テープを剥がす瞬間に多々あり、技術の低さを感じたりもしましたが、結果的にはいい感じにまとまってくれてたのではなかろうかと。
皆様も是非スプリッター迷彩、実践してみてください!!
今回の曲紹介
一体誰に需要があるのか、このコーナー。
ここのところ、よく聴いてたミュージシャンが、
よりによって電気グルーヴという事態。
去年の年末の某音楽フェスで聴いてからファンになってたのに…
ストリーミングサービスを利用していたこともあり、レコード会社の音源回収に怒りが抑えられない今日このごろでございます。
そんな中なので、別の好きなバンドからご紹介。
この手のジャンルが好きな人には超有名バンド。
Bring Me The Horizon。通称BMTH。
去年辺りに大学の先輩に進められてからこちらも大ハマリしております。
もうとにかくカッコいいです。バンドの世界観含めて大好き。
今回は今年の1月にリリースした新作アルバムから。
そしてなんとなんと、今年ついに5年ぶりに来日するということでサマーソニックが待ち遠しいクソにわかのえんぷでした。
サマソニくらいはライブレポート的なものもあげていいかな…